世界一周の旅に出ることを勢いよく決めたものの、まわりに世界一周経験者はおらず、何を持って行けばいいのか、どんなバッグが良いのかとずいぶん頭を抱えました。心配性の私はインターネットで調べては、あれもこれもバックパックに詰め込んで出発。家から空港まで行く途中に重いバックパックに何度弱音を吐いたことかわかりません。そんな私の失敗談から、旅先で重宝したものまでご紹介します。
“バックパッカー”に憧れて40リットルのバックパックを背負い出発したのですが、15キロ前後のバックパックを背負い、旅をするのは至難の業でした。ひどい肩こり&腰痛に悩まされて半年、「もう限界だ」とバックパックを捨て、キャスター付きでリュックにもなる2WAYタイプのキャリーバックに変更。すると、どんなに荷物が重くても移動が苦ではなくなったんです。壊れたらどうしようという心配をよそに、ヨーロッパの石畳もアフリカの砂の大地も楽々。最初からキャリーバックにすればよかったと心底思ったのでした。
1年以上の長旅になるため、夏服も冬服もバックパックに詰め込んだのですが、旅先には安くてかわいい服がいっぱい。かさ張った冬服やアウトドア用品も古着屋さんで安く売られていたのを見て、必要になった時に買えばよかった…と後悔しました。 そんな中、とくに重宝したのはユニクロのダウンジャケット。折りたたむとペットボトルほどのサイズになり、飛行機の中ではまくらとしても活躍。バスのクーラーが効きすぎていることが多く、極寒の車内で何度このダウンジャケットに救われたことかわかりません。
日本ではホテルに泊まると必ず用意されているスリッパですが、海外のホテルやゲストハウスでは一度も見たことがありません。そんなときに役立つのがビーチサンダル。スリッパ代わりにも使えるし、ゲストハウスのシャワーの床が汚れているときにもそのまま履いて入ったり、あらゆる場所で重宝しました。 逆に必要なかったのは、トレッキングシューズ。旅人=トレッキングシューズというイメージを持っていましたが、重いし、山も登らないし、街を歩くだけならスニーカーで充分。早々に日本に送り返しました。
化粧水や乳液、コンタクトレンズの洗浄液はどうしようと考えていましたが、海外のスーパーマーケットで簡単に手に入れることができました。問題は「日焼け止め」。日本からいくつか持ってきていましたが、早々になくなってしまい現地の薬局でウォータープルーフの日焼け止めを購入。海に入ったところ、ダラダラと日焼け止めが取れていくのが分かり、青ざめました。日焼け止めに関しては、やはり日本製が一番。旅先に遊びに来てくれた友人にお願いし、日本からたくさん持ってきてもらいました。
持って行くか悩んだわりにかなり重宝したのは防水カメラでした。普段は一眼レフカメラを持ち歩いていますが、治安の悪い地域は極力荷物を減らすため、小さな防水カメラを持ち歩いたり、砂漠やトマト投げ祭りなど、水の中以外にも役立つ場面がたくさん。写真データは外付けハードディスクやSDカードなど数か所に保存し、日本に送っていました。 また、ゲストハウスにはコンセントが少ないため、たこ足コードも必須。変圧プラグに繋いで、スマホとカメラ、PCなど一気に充電することができます。
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出版社で雑誌編集者として働いていた<私>は23歳の春、会社を辞めて世界一周に旅立った。
その土地ならではのおいしいものを食べて、美しい景色を見て、かわいいお土産を買って、アクティビティを楽しんで……。
笑ったり、泣いたりしながら旅した50ヶ国のなかから、とくに想い出に残った国でのエピソードを紹介していく。