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2020/11/20

世界一周旅行のアレコレ④ ビザ(査証)編 ~其の1~

いよいよプロ野球は日本シリーズが開幕ですね♪
贔屓のチームが日本シリーズに行けず意気消沈しているHIS世界一周旅行デスク 杉澤です。
久しぶりのブログ更新となってしまいました。。。

前々回と前回では、パスポートについてあれこれ書いてきましたが、今回からは数回に分けて、ビザ(査証)について触れていこうと思います。


■ビザ(VISA)って何??

ビザ(VISA)は、渡航先の各国大使館や領事館で発行されるもので、渡航先の国が自国民以外の人に入国を許可するために発行する、いわゆる入国許可書となるものです。

ビザの主目的は、入国しようとする外国人が入国するにふさわしいかを事前判断する身元審査です。
そのため、犯罪歴があるなど身元審査で不適格と判断された者には査証が発行されず、その場合原則として入国は許可されません。

気を付けてもらいたいのが、ビザは入国を保証するものではなく、入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部であって、査証を持っていても入国を拒否されることがあることです。


■ビザの種類

ビザには観光・商用・就労・留学など様々な用途の種類があり、渡航目的によって申請するビザの種類が変わります。
世界一周旅行者が取るビザは「観光用のビザ」です。
しかし観光ビザにも、様々な種類があります。以下でビザの種類についてご紹介します。


シングルビザ
観光ビザの中でもっとも一般的なビザです。
シングルビザは1回の入国のみに使え、出国して再入国する際は使えません。
入国するたびに取得する必要があります。

マルチプルビザ
シングルビザと違ってビザの有効期間であれば何度か出入国が出来るビザです。
申請時にシングルではなくマルチプルとして申請する必要があります。
ダブルエントリービザ(2度出入国可能)を発行している国もございます。

トランジットビザ(通過査証)
国際線の乗り継ぎのため、その国を通過する目的のために発給されるビザです。
日本のパスポートは世界でもトップクラスの効力を持っているため、
短時間の滞在且つ飛行機を乗り継ぐためだけの目的であれば、
トランジットビザなしでも乗り継ぎができる国がほとんどです。

数次入国ビザ
数か国分が一緒になったビザです。
有名どころですと、アフリカのケニア、ルワンダ、ウガンダの3ヶ国に入国できる「東アフリカ共通ビザ」がございます。

電子渡航認証システム
厳密にはビザとは異なりますが、ビザの取得が免除される代わりに申請が必要となるもので、いわば短期滞在用の簡易ビザと捉えてもよいでしょう。
多発するテロ等による情勢の変化から、電子渡航認証の取得を必要とする国が近年増えています。

カナダのeTA(イータ)、アメリカのESTA(エスタ)、オーストラリアのETAS(イータス)、スリランカのETA(イーティーエー)が既に導入しており、ヨーロッパでは2021年よりETIAS(エティアス)という電子渡航認証システムが導入される予定となっています。

それぞれで有効期間など条件は異なります。
例えば、アメリカのESTAは、一度取得したら2年間有効で、その間は何度もアメリカを出入国できます。
注意点は、アメリカを通過(トランジット)して第三国に行くときにもESTAが必要になります。


■ビザが必要な国は?

くどいようですが、日本のパスポートは世界の国々と比べてとても優れています。
そのため、日本のパスポートを持っているだけで、なんと191ヶ国・地域にビザなしで入国できるのです。(2020年11月情報)
それでもビザが必要な国は意外とあります。
その国がどこなのか、これから世界一周で訪れるであろう国が該当していないか、出発前に確認しておきま
しょう。インターネットで調べられますが、情報が更新されていないこともあるので、できれば各国大使館や観光局のホームページで確認しましょう。

次回は、ビザの取得方法や注意点について触れていきます。
お楽しみに!

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