2020/11/30
世界一周旅行のアレコレ⑤ ビザ(査証)編 ~其の2~
早いもので、間もなく12月に突入ですね。
3歳の娘の七五三をやらなきゃと、いまさら焦り始めたHIS世界一周旅行デスク 杉澤です。
さて、前回のブログでも書きましたが、日本のパスポートを持っていてもビザが必要な国はあります。
事前にビザを取らなければいけない国、入国時にお金を払うだけでビザが取得できる国。
今回はビザの取得方法についてご紹介したいと思います。
①『日本国内で取得』
世界一周に出る前にあらかじめ日本でビザを取得しておく方法があります。
ビザを取得したい国の大使館または総領事館で事前に取得することが出来ます。
大使館のホームページでビザを取得するのに必要な書類を確認しましょう。
国によって様々ですが、概ね下記のものが必要となります。
・ビザ申請書
・パスポート(残存期間が6カ月以上必要)
・証明写真
・フライトスケジュールなどの日程が分かるもの
・申請料
準備が出来たら、大使館か総領事館に必要書類を持ってビザの申請をします。
受付時間は午前中のみの大使館もあるので、事前に確認しておきましょう。
一部の国では、郵送でビザの申請をすることができます。
ビザの発行にかかる日数は国によってまちまちですが、書類に不足がなければ、数日中にビザを発行してもらえます。
早く作ってもらいたい場合、追加でお金を払えば作ってもらえる国もございます。
また、旅行会社でも代行申請を行っております。
弊社には、『HIS東日本ビザセンター』というビザ(査証)手配代行専門の営業所がございます。
初めてビザをお申込みいただくお客様にも必要書類から手配の流れまでわかりやすくご案内しています。
ただし、手配可能なビザ(査証)は、在東京または神奈川の在日公館管轄の手配に限るため、在関西在日公館等の手配は承ることができません。
②『e-VISA(電子ビザ)で取得』
インターネットの普及と共に、大使館に出向かなくてもビザを取得できる国が増え、とても便利になりました。
完全にe-VISA(電子ビザ)に移管した国もあるくらいです。
各国政府または大使館のホームページのe-VISA申請ページへアクセスし、必要法情報を入力します。
ほとんどが英文表記のため、ややハードルが高く感じる方もいらっしゃるかもしれません。
過去にe-VISAで申請した方のサイトなどをご参考にしてみてはいかがででしょうか?
名前やパスポート番号などは修正不可なので気を付けましょう。
支払いは、クレジットカードになるので準備を忘れずに!
参考にインド政府のe-VISA公式サイトをご紹介しておきます。
インド政府e-VISA公式サイト
③『旅行中に各国の大使館で取得』
世界一周旅行中に突如行きたい国が出来た!・・・なんてことも出てくるかと思います。
その国に入国するにはビザが必要だった場合は、ビザを取りたい国の大使館がある国で取得することもできます。
例えば、アフリカのカメルーンビザを取るのに隣国ナイジェリアにあるカメルーン領事館で取ることが出来ます。
この際も、必要な書類を確認して用意してから大使館か領事館に行きましょう。
申請の受付時間が短かったり、取得に時間を要するる場合があるので気を付けましょう。
④『アライバルで取得(visa on arrival)』
入国時にお金を払うだけでビザが取得できる国もあります。
それを「アライバルビザ」と言います。
事前に大使館や領事館に行ってビザを取得する必要がないので楽ですが、アライバルビザは国によっては特定の空港などでしか取得できないケースもあり、例えば陸路での入国時には取得できないこともあるので注意が必要です。
予め情報収集をしておくことをオススメします。
【取得の注意点】
次に、ビザを取得する際に注意すべき点についてご紹介したいと思います。
ビザの有効期限
すべてのビザには有効期限があります。
例えば、アンコール遺跡で有名なカンボジアビザの場合、有効期間は発行から3ヶ月間となっています。
つまり、ビザを取得したら3ヶ月以内にカンボジアに入国しないとビザが無効になってしまうのです。
出発前に日本でビザを発行してもいいですが、世界一周の後半にカンボジアを訪れる予定など、入国ギリギリになってしまいそうな場合は、旅行中に海外の大使館か領事館で取った方がいいでしょう。
滞在日数期限
ビザを取得しても、一回の滞在で居られる日数が決まっている場合があります。
例えば、先ほどのカンボジアビザは、3ヶ月間有効ですが、一回の滞在で最大1ヶ月間しか滞在できない決まりになっています。
長期滞在を考えている場合は、最大滞在日数も注意しましょう。
取得日数に時間がかかる
ビザの取得には割と時間がかかるものです。
必要書類がなかなか揃えられなくて申請自体に時間がかかったり、申請後、受理されるのに時間がかかることがあります。
また、パスポートを提出するため、複数のビザを同時に進めることはできません。
ホームページなどで、ビザの申請受理にかかる日数を調べ、しっかり計画していきましょう。
ビザの有効期限も気になるところですが、準備が整った国から早めに申請することをオススメします。
取得方法やビザの内容が変わりやすい
例えば、インドビザは取得方法や取得できるビザの内容がよく変更されます。
そのため、最新情報は各国の大使館のホームページなどで入手することをオススメします。
パスポートの査証欄の余白ページ
国によっては、パスポートの査証欄の余白が2ページ以上必要となる国があります。
何度も旅行していると、出入国のスタンプを押したり、ビザを貼ったりするスペースが残っていないなんてことも・・・。
その場合、パスポートの査証欄増補(40ページ分)や切替申請を考慮する必要があります。
※増補については『世界一周旅行のアレコレ③ パスポート編 ~其の2~』をご参照ください。
ESTAでは入れない場合がある
アメリカに入国する際に必要なESTA(エスタ)ですが、人によってはESTAでは入国できない場合があります。
入国できない場合とは、イラン、イラク、スーダン、シリア、ソマリア、リビア、イエメン、北朝鮮に行ったことがある人が対象です。
ESTAでは入国できないので、正式にアメリカの観光ビザを取得しなければいけません。
世界一周旅行とビザは切っても切れない関係です。
ビザの有無は世界一周のルートを作成する上で、かなり需要なファクターになります。
ビザがなくて予定通りの旅行ができなかった・・・なんてことにならないよう十分に気を付けましょう。
次回は、特定の国や地域の出入国条件について触れていきます。
お楽しみに♪
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