
アラスカ航空とハワイアン航空が統合へ。ワンワールド加盟で変わる世界一周旅行の新たな可能性。
アラスカ航空グループ(Alaska Air Group)によるハワイアン航空(Hawaiian Airlines)の統合が完了し、ハワイアン航空が世界的な航空連合「ワンワールド(oneworld)」へ加盟する手続きが進んでいます。
これまで独自路線を歩んできたハワイアン航空がワンワールドに加わることで、日本とハワイ、そして北米を結ぶ空の旅はどう変わるのか。特に世界一周航空券を利用して旅を計画されている方にとってのメリットを中心に、最新情報を解説します。
太平洋エリアにおける「ワンワールド」の強化

この統合の最大の意義は、米国西海岸とハワイを結ぶ圧倒的なネットワークが、ワンワールド・アライアンスの中に組み込まれることです。
アラスカ航空
シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスなど米国西海岸に強固な基盤を持つ(ワンワールド加盟)。
ハワイアン航空
ハワイ諸島間のネットワークを独占的に持ち、日本を含むアジア・オセアニアへの路線を展開。
両社が一つになることで、競合するスターアライアンス(ユナイテッド航空など)やスカイチーム(デルタ航空など)に対抗しうる、太平洋エリアの強力なハブがワンワールド内に誕生します。
世界一周航空券(ワンワールド・エクスプローラー)へのメリット

ワンワールドの世界一周航空券(ワンワールド・エクスプローラーやグローバル・エクスプローラー)を利用されるお客様にとって、今回の統合は非常にポジティブなニュースです。
1. 「ハワイ諸島めぐり」がルートに組み込める
これまで、ワンワールドの世界一周航空券でハワイ(ホノルル)へ行くことは可能でしたが、そこからマウイ島やハワイ島へ移動するには、別途チケットを購入する必要があるケースがほとんどでした。 ハワイアン航空の加盟により、ホノルル=コナ、ホノルル=カフルイといった離島間フライトを、世界一周のフライト区間(セグメント)として組み込めるようになります。
2. ホノルルを「太平洋のハブ」として活用可能に
これまでのワンワールドのルート作りでは、太平洋を横断する際、東京やシドニーからロサンゼルス/ダラスへ直行するルートが主流でした。 今後は「東京 → ホノルル(途中降機) → 米国本土」というルートを、ハワイアン航空やアラスカ航空の豊富な便数を利用してスムーズに構築できます。リゾートで疲れを癒やしてから大陸へ渡る、贅沢な旅程が組みやすくなります。
3. マイルとステータスの相互利用
JAL(日本航空)などのワンワールド加盟航空会社のステータスをお持ちのお客様は、ハワイアン航空利用時にもラウンジアクセスや優先搭乗といった上級会員特典を受けられるようになります。
留意点と今後の見通し(デメリット・注意点)

一方で、旅行計画においていくつかご留意いただきたい点もございます。
1. 提携パートナーの整理
ハワイアン航空はこれまで、アライアンスに属さず多くの航空会社と独自に提携してきました。ワンワールド正式加盟に伴い、ワンワールド非加盟の航空会社との提携関係が見直される可能性があります。特定のパートナー特典を利用されていた方は、今後の発表にご注意ください。
2. 人気路線の座席確保
ハワイ路線は世界的に見ても非常に人気の高いリゾート路線です。ワンワールドのネットワークに組み込まれることで、世界中のマイラーや世界一周旅行者が座席を求めるようになります。特に特典航空券や世界一周航空券用の座席枠は、早期に埋まる傾向が強まることが予想されます。
3. 北米内では6フライトまで
ワンワールド世界一周航空券の規定上、北米内では最大6フライトまで利用可能です。それ以上は組み込むことが出来ませんので欲張りすぎに要注意。
これから世界一周を計画するなら?

もしハワイを含む世界一周、あるいは北米周遊をご検討なら、ワンワールドが有力な選択肢になります。
・「JAL + アラスカ + ハワイアン」の最強タッグ
日本人旅行者にとって、JALでホノルルへ飛び、そこからハワイアン航空で離島を巡り、アラスカ航空で米国西海岸へ渡るという、シームレスで無駄のないルートが実現します。
・冬の旅にも最適
アラスカ航空はシアトル等の北部に強い一方、ハワイアン航空は南国リゾートに特化しています。寒暖差のある地域を一度に楽しむ、ダイナミックな旅程もおすすめです。
よくあるご質問(FAQ)
Q: いつからハワイアン航空でワンワールド特典が使えますか?
すでにマイル移行などの一部連携は始まっていますが、ワンワールド加盟としてのフルサービス開始時期は調整中です。2026年に向けて順次サービスが統合される見込みです。
Q: 世界一周航空券の料金は上がりますか?
世界一周航空券の運賃は、基本的にアライアンスごとの規定に基づきます。航空会社の統合によって直ちに運賃が上がるわけではありませんが、燃油サーチャージや為替の影響は受けるため、早めのご計画をおすすめします。
